現在、睡眠障害に悩む人は5人に1人と言われています。昔に比べてこのような問題が増えた理由は何でしょうか?
まず考えられるのは生活の変化です。以前は農作業や漁業など、体を動かす仕事が主流でした。身体が疲れ果てて、そのまま布団に入ればぐっすり眠れる状態でした。現在でも農業を営んでいる人はいますが、多くの人はオフィスでパソコン作業を行っています。指先だけを動かす作業であり、ほぼ座りっぱなしです。疲れていると言っても、むしろスポーツジムで汗を流したりすると、より良い睡眠が得られるでしょう。
また、ストレス社会と呼ばれる現代では、人間関係や仕事内容、給与などの面で多くのストレスを抱える人が増えました。努力しても報われず、給料が上がらない状況に不安や緊張が解消されず、夜になっても考え事が絶えません。このような場合、スポーツなどでストレスを発散することも効果的です。
年齢の増加による睡眠障害も考えられます。夜中に頻繁にトイレに起きる回数が増えたりしませんか?これでは十分な睡眠を得ることができません。
自身がどの要因に当てはまるのかを考え、それに適した対処法を取るようにしましょう。